Jul,25,2009

様々な噂が飛び交い、何かと正確な情報の少ないエチオピアの旅。
事前に聞いていた旅人の話と実際に旅をしてみた印象が結構違うなあ、というのが正直な感想です。
そこで、私たちがわかる範囲でエチオピアのバックパック旅情報をまとめてみました。
全て2009年6月時点での情報です。
ガイドブックではロンリープラネットの他、旅行人2007年冬号が詳しくて読み物としても楽しいです。

■ビザ
・アディスの空港で取得。20USドルで3ヶ月有効。

■両替・ATM
・各都市の銀行で可能。TCはコミッションを取られる。闇両替はレート10~15%増。
・国際キャッシュカードやVISA等が使えるATMはないのでUSドルキャッシュは必須。
・アディスのヒルトンホテルやシェラトンホテルにATMがあるという噂もあるが未確認。

■インターネット
・電気かネット回線いずれかが来ていない事が多いので、アディス以外ではほぼ期待できない。

■国内線
・エチオピア航空の国際線を利用して入国した場合(さらに出国チケットを持っている場合?)、国内線の大幅割引を受けられる場合がある。正確な割引適用条件等は要確認。
・ゴンダール-ラリベラ間は31ドルで所要1時間(正規料金は106ドル)。バスだと丸2日間未舗装路を走ることになるので利用価値大。
・アディス-ジンカ間のフライトは2009年6月現在運行休止中。

■セーラムバス
・リクライニング可能な快適シート、ジュースの無料サービス、前日座席指定制(!)の綺麗で快適なバス。公共バスより値段は高いけど利用価値は大。
・アディスのオフィス:鉄道駅を背にして右側
・ゴンダールのオフィス:ゴンダール城の北東角広場
・メケレのオフィス:ルーシー公園の南東角広場

■バスの移動(全て朝6時発)
・アディス-ゴンダール(セーラムバス):170ブル、12時間(同日夕方到着)
・ラリベラ-ウォルディア:36ブル、5時間
・ウォルディア-メケレ:40ブル、7時間(ラリベラ方面の道路とアディスからの幹線道路とのジャンクション付近でバスを捕まえる)
・メケレ-ハウゼン:21ブル、2時間半
・メケレ-アディス(セーラムバス):200ブル、翌日昼着
・アディス-ジンカ:102ブル、翌日夕方着
・アルバミンチ-アディス(シシャマネ経由):66ブル、14時間(同日夜着)

■公共バス対策
・とにかく前側の席がお勧め。後ろは揺れがひどくて大変。朝頑張って起きて席取りをしよう。
・悪霊が入ってくるという理由でエチオピア人はバスの窓を開けないという噂があるが、これはウソ。エチオピア人も普通に窓を開けていた。
・バックパックカバーは必須。めちゃくちゃ汚れる(特に屋根に載せる場合)。

■シミエンマウンテン国立公園(全てデバルクのヘッドクォーターで手続をする)
・入山料:48時間ごとに70ブル
・スカウト(銃を持ったレンジャーのこと。必ず雇う必要あり):1日40ブル。
・別途ガイドも雇える(1日120ブル)が、道案内や動物発見くらいならスカウトで充分。
・装備のレンタル:テント、マット、寝袋、クッキング用品のレンタル可(1日15~40ブル)。クオリティーは相当低い。特にテントはジッパーがちゃんと閉まるなどを必ず事前確認。
・ミュールに荷物を持たせることも出来る(ミュール使いと合わせて1日70ブル)。ほとんどのトレッカーが利用していた。自分で荷物を背負っていくと”君はミュールみたいだね”と褒められる。
・車一台(ミニバス)のチャーターは片道800~1000ブル。

■ラリベラ岩窟教会群
・入場料200ブル(5日間有効)
・ガイドをつけないと教会の扉を開けてくれない場合がある。その場合はガイド付グループの到着を待って一緒に入ろう。

■ティグレの岩窟教会群(ゲラルタ・クラスター)
・一教会あたり入場料一人50ブル+僧に心付10ブル(アブナ・イェマタは入場料一人60ブル+僧に心付20ブル)
・アブナ・イェマタはロッククライミングさながらの登山。高所恐怖症の人は無理。
・僧にわざわざ同行してもらって教会の鍵を開けてもらうし、その他の交渉のためにもガイドと一緒に訪れないと失礼だと思う。ガイドはウクロの観光局で手配できるらしい
・メケレ観光局は車もガイドも手配してくれないし、紹介されるツアー会社はバカ高い。訪れる必要なし。
・通常は車をチャーターして巡る。1日500~1300ブル(ミニバスor4WD)

■オモバレーの交通手段
・ジンカ-トゥルミ/ディメカ間は公共バスがない。4WDをチャーター(1日100ドル~160ドル)、ヒッチハイク(他のツアー客や現地で働く外国人にお願いする)、イスズトラックの荷台(外国人がイスズに乗るのは違法らしい)しか交通手段がない。

■オモバレーのマーケット(訪れたところのみ)
・ジンカ(土):ムルシ族、アリ族など。ムルシは午前中のほうが会える確率高い。
・イェトナブルシ(日):アリ族のとっても小さなマーケット。ジンカから9km(バスで30分)。
・ディメカ(火):バンナ族、ハマル族。かなりディープでイチオシ。
・カイアファール(木):バンナ族、ツァマイ族。ここもかなりディープ。

■虫対策
・私たちがしていた虫対策です。ちょっと神経質すぎたかもしれませんが、お陰で南京虫・ノミ・ダニ系の被害はありませんでした(ゴキブリは多発)。
・日当たりの悪い部屋は徹底的に避ける。
・部屋に入ったらベッドをめくって虫チェック&虫除けスプレーをかける
・ビニールシート(テントのマットで代用)でベッドを覆い、寝袋カバーに入って寝る。
・公共バスの移動はナイロンパンツ(レインパンツで代用)を履いて、すそは靴下の中にタックイン。

■その他
・断水が非常に多いので、ウェットティッシュがあると助かります。
・夜明け前にバス停へ移動することが多いので、目覚まし時計&ヘッドランプは必須。
・日本語情報ノートがアディスのバロホテルにあります。
 


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