Aug,07,2008

写真展直前の週末に、羊蹄山に登って来た。
山そのもの自体は大雪の山々のほうが好きなのだけど、
ここは9合目に展望のいい山小屋があるので一年に一回は登ってる。

7月の末は札幌らしからぬジメジメした雨の多い日々が続いたのだけど、
この日は朝からスコーン!と開けた空と爽やかなカラッとした空気が出迎えてくれて、
羊蹄山が、「ようこそいらっしゃい!」と呼んでくれてるようだった。

この山小屋に来る目的はのんびりした時間と夕陽、朝日を浴びること。
でもそんなにいつもうまくいかなくって、夕陽か朝日かどちらかを見ることが出来れば
ラッキーなくらいなのに、
今回はなんと最高の夕陽と朝日タイムを過ごすことが出来た。
どんな夕陽も好きだけど、やっぱり山の上で見るって素敵。
頑張ってここまでやって来たから見れたっていう満足感に浸って、
目の前に広がる大きい大きいキャンバスと自分だけの世界を
誰にも邪魔されることなく楽しめて、

そして、すーっと力が抜けていく。

お母さんが両手広げて待ってくれてて、
そこに飛び込んでいくでもなく、すーっと戻っていくかんじ。
そこには大きな安心があって、
優しい気持ちになれる、
そんな時間。



そして、翌朝。
山頂に登って火口をぐるっと東側までやってきて、
うわーって叫んだ。
目の前に広がるどこまでも続く雲海と、
雲海と空の切れ目からもれてくる明るい優しい色、
頂のシルエット。
holy moly!

朝日は力強い。
朝日を浴びると「ビビビー」と音をあげて
エナジーチャージされていくのが分かる。
昨日すーっと抜けってった力が、リフレッシュされて戻ってきたかんじ。
何でも来い!ってちょっと強気になれる。

あー、やっぱ山って気持ちいいなぁ。

ね、はまるでしょ。
なべさん、けんちゃん、ポチ。


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