Jul,28,2011

ベルギーでも友人夫婦宅にお世話になり、友人の兄マークにいろいろ案内してもらった。
観光名所を沢山回りながら色々と解説してもらったのだけど、その知識の豊富なことに感心する。
僕が日本を案内することになったらこんなに説明できるのだろうか。
現地人に案内してもらうと、その国の人たちが誇りに思っている場所を知れたり、その国ならではの歴史の捉え方が垣間見れたりして、俄然楽しい。

さて、ベルギーの首都ブリュッセルには、ヨーロッパ有数の美しさと称される広場がある。
そのGrand Placeという広場は、残念ながら、無数の聖人像に縁取られたゴテゴテのきらびやかな建物に囲まれていて、とても居心地が悪かった。
その広場だけじゃなく、どうもヨーロッパの中世の街並みはピンとこない。
中世の街並みがそのまま残っているとして有名な街ブリュージュやゲントに行った時も、正直ふうんという感想しか持てなかった。
建物はゴテゴテしていて威圧的で趣味に合わないし、石畳の街並みは見た目はいいけど歩きにくい。
中世ヨーロッパにもキリスト教文化にも偏見を持っていないつもりだけど、
一生懸命ポジティブに見ようと頑張っても全く興味が湧いてこないのは完全に趣味の問題で、
きっと僕は前世で中世ヨーロッパに住んだことがないのだろう。
まあ、こればかりはしょうがない。


ベルギーの街並みは色があまりないクラシカルな感じ。私たちの趣味ではなかった。


オランダからほんの少ししか移動してきていないのに、かつてはオランダだったところもあるのに、オランダと雰囲気がこんなにも違うとは思わなかった。

でもベルギーには中世の街並みを見に来たわけではないので、がっかりはしない。
何しに来たかといえば、もちろんビール。
ワッフルやチョコレートも有名だけど、やはり日本男児としてはビールだ。
九州くらいの小さな国土に、400とも800ともいわれるブリューワリーがあるビール天国。
日本にいる時からベルギービールの大ファンだった僕ら。
ヒューガルデンやシメイといった日本でもお馴染みのビールは勿論、見たこともない銘柄も沢山あるし、カフェごとに置いてあるビールが違うので嬉しくてしょうがない。
アルコール度数が高くて思ったより沢山飲めないのが残念だけど、それでも大満足だ。


歴史あるクラシカルなカフェで飲んでもビールは3ユーロほどで手頃。

そして最後に訪れたゲントで見つけたピンクの象さん。
Deliriumという僕らのお気に入りビールが、偶然にも生ビールで売られていた。
ベルギー人は生ビールより瓶ビールを好むらしいのだけど、やっぱり日本人的には生ビールが嬉しい。
でもこんな生活を続けていたら、あっという間に太りそうだ。


たった4日間の滞在で20種類以上は飲んだ。うーん、満足。


hiro | Belgium
© yokoandhiro All rights Reserved. | 管理者ページ